相関図

『太陽に灼かれて』ソ連の最高指導者スターリンによる大粛清の嵐が吹き荒れようとしていた1936年、夏。ロシア革命の英雄であるコトフ大佐は、若く美しい妻マルーシャ、愛くるしい幼い娘ナージャとともに田園地帯の避暑地で憩いのひとときを過ごしていた。そこに貴族出身の青年ドミートリがモスクワからやってくる。マルーシャの元恋人であるドミートリは、かつてコトフの策略によって彼女との仲を引き裂かれたと信じていた。今は大粛清を行う秘密警察に所属しているドミートリは、コトフへの恨みを晴らすべく非情な計画を実行するのだった……。
『戦火のナージャ』1943年、秘密警察の幹部ドミートリが、スターリンからコトフの捜索を命じられる。記録上、コトフはすでに反逆罪で処刑されたはずだったが、スターリンは彼がまだ生存しているとの情報を入手したのだ。1936年にコトフをクレムリンに連行し、元恋人マルーシャを取り戻したドミートリは、複雑な思いに駆られながらも捜索を開始する……。1941年、コトフはドイツ軍の空爆にまぎれて強制労働収容所を脱走し、懲罰部隊の一兵卒として各地を転戦していた。同じ頃、コトフが生きていることを信じて従軍看護婦となった娘ナージャも、戦火に巻き込まれていくのだった……。